記事監修者

藤田 政昭(Masaki Fujita)

有限会社カギの修理屋さん 代表取締役社長

所属団体: 日本ロックセキュリティ協同組合

保有資格・スキル

  • 金庫番号解読上級
  • 鍵開け能力上級

主な実績

  • 官公庁の金庫解錠を多数経験
  • 住宅やオフィスの鍵交換、修理、セキュリティ強化を手掛ける

現在の活動

地域密着型の鍵修理サービスを提供し、公式ウェブサイトやブログで鍵に関する知識や最新のセキュリティ情報を発信。

公式ウェブサイト: kachatto69.com

PLUS(プラス)金庫が開かない!考えられる原因

ダイヤル番号・暗証番号の間違い

金庫が開かない原因として、最も多いのがダイヤル番号や暗証番号の入力ミスです。特に急いでいる時や、焦っている時には、普段なら間違えないような単純なミスをしてしまうことがあります。まずは深呼吸をして、落ち着いて操作することが大切です。取扱説明書を再度確認し、正しい番号を一つ一つ丁寧に入力するように心がけましょう。

何度も試しているうちに、無意識に間違った番号を入力し続けているケースも少なくありません。一度、頭をリセットして、最初からやり直してみるのも有効な手段です。また、家族や同僚など、他の人に番号を確認してもらうのも良いでしょう。第三者の視点が入ることで、思いがけないミスに気づけることがあります。

暗証番号を頻繁に変更している場合は、最新の番号を記録したメモを確認することも重要です。メモが古くなっていたり、複数のメモが存在する場合は、特に注意が必要です。もし、どうしても思い出せない場合は、金庫のメーカーや販売店に問い合わせてみるのも一つの方法です。ただし、本人確認が必要になる場合があるので、事前に必要な書類などを確認しておきましょう。

電池切れ(テンキー式の場合)

テンキー式の金庫の場合、電池切れが原因で作動しなくなることがあります。これは、意外と見落としがちな点です。電池残量が少なくなると、テンキーの反応が悪くなったり、液晶画面が暗くなったりする兆候が見られることがあります。これらの兆候に気づいたら、早めに電池交換を行うようにしましょう。

電池交換を行う際は、必ず指定された種類の電池を使用してください。異なる種類の電池を使用すると、故障の原因となることがあります。また、電池のプラスマイナスを間違えないように注意してください。取扱説明書に電池交換の手順が詳しく記載されているので、必ず確認しながら作業を行いましょう。

もし、電池交換をしても作動しない場合は、他の原因が考えられます。内部の配線が外れていたり、基盤が故障している可能性もあります。この場合は、自分で修理せずに、専門業者に依頼することをおすすめします。無理に分解しようとすると、さらに状況が悪化する恐れがあります。

内部機構の故障

長年使用している金庫や、強い衝撃を受けた金庫は、内部機構が故障している可能性があります。金庫は精密機械ですので、経年劣化や外部からの衝撃によって、部品が破損したり、動作不良を起こしたりすることがあります。特に、鍵の開閉機構や、ダイヤルの回転機構などは、頻繁に使用されるため、故障しやすい部分です。

内部機構の故障は、素人が修理することは非常に困難です。無理に修理しようとすると、さらに状況が悪化するだけでなく、怪我をする危険性もあります。専門的な知識や技術を持った業者に依頼して、修理してもらうのが最も安全で確実な方法です。

業者に依頼する際は、金庫の種類や型番、故障状況などを詳しく伝えるようにしましょう。これらの情報があることで、業者は適切な修理方法を判断し、必要な部品を用意することができます。また、事前に見積もりを取ることで、修理費用を把握することができます。

自分でできる対処法:タイプ別の開け方

ダイヤル式金庫の開け方

ダイヤル式金庫は、特定の回数、右回し、左回しと順番にダイヤルを回すことで開けることができます。この回し方と番号の組み合わせが非常に重要で、一つでも間違えるとロックが解除されません。取扱説明書をよく読み、正しい番号と回し方を正確に守って操作することが不可欠です。焦らず、慎重に、一つ一つの動作を確認しながら進めてください。

ダイヤルを回す際には、一定の速度で、滑らかに回すことを意識しましょう。急激な操作や、引っかかるような回し方をすると、内部機構に負担がかかり、故障の原因となることがあります。また、ダイヤルを回す際には、耳を澄ませて、内部のクリック音を聞き取るように心がけましょう。クリック音は、ダイヤルが正しい位置にあることを示すサインです。

もし、どうしても開けられない場合は、オートダイヤラーという専門道具を使用する方法もあります。オートダイヤラーは、ダイヤル式金庫の解錠を自動で行う機械で、熟練した技術がなくても、比較的簡単に開けることができます。ただし、オートダイヤラーは高価なため、個人で所有している人は少ないかもしれません。鍵屋や金庫専門業者に依頼すれば、オートダイヤラーを使って開けてもらうことができます。

テンキー式金庫の開け方

テンキー式金庫は、設定された暗証番号をテンキーに入力することで開けることができます。しかし、暗証番号を忘れてしまったり、誤った番号を何度も入力してロックがかかってしまうことがあります。暗証番号を忘れてしまった場合は、金庫の取扱説明書に記載されている初期設定に戻す方法を試してみましょう。初期設定に戻すことで、工場出荷時の状態に戻り、初期の暗証番号で開けることができるようになります。

ただし、初期設定に戻すと、それまで設定していた暗証番号は全て消去されてしまうので、注意が必要です。初期設定に戻す前に、必ず家族や同僚など、他に暗証番号を知っている人がいないか確認しましょう。

もし、初期設定に戻す方法がわからない場合や、初期設定に戻しても開かない場合は、専門業者に依頼して解除してもらう必要があります。業者に依頼する際は、金庫の種類や型番、購入時期などを詳しく伝えるようにしましょう。これらの情報があることで、業者は適切な方法で解錠作業を行うことができます。

シリンダー錠式金庫の開け方

シリンダー錠式金庫は、物理的な鍵を使って開けるタイプの金庫です。鍵を紛失してしまった場合、自分で開けることは非常に困難です。鍵屋に依頼して鍵を作成してもらうか、金庫を破壊して開ける必要があります。鍵屋に鍵の作成を依頼する場合は、金庫の種類や型番を伝え、本人確認書類を提示する必要があります。

鍵の作成費用は、金庫の種類や鍵の複雑さによって異なりますが、一般的には1万円~3万円程度が相場です。また、鍵の作成には時間がかかる場合があるので、事前に確認しておきましょう。

金庫を破壊して開ける場合は、専門業者に依頼する必要があります。自分で破壊しようとすると、怪我をする危険性があります。また、金庫を破壊する際には、周囲に人がいないことを確認し、安全に配慮して作業を行いましょう。金庫の破壊費用は、金庫の大きさや構造によって異なりますが、一般的には2万円~5万円程度が相場です。

専門業者への依頼:費用相場と注意点

依頼費用の相場

金庫の開錠を専門業者に依頼した場合の費用は、金庫の種類、状態、作業内容によって大きく変動します。一般的には、ダイヤル式金庫やテンキー式金庫の開錠は、シリンダー錠式金庫よりも費用が高くなる傾向があります。また、金庫が複雑な構造をしている場合や、特殊な工具が必要な場合も、費用が高くなることがあります。

費用の相場としては、簡単な開錠作業であれば1万円程度で済むこともありますが、複雑な作業や、特殊な工具が必要な場合は、5万円以上かかることもあります。そのため、事前に業者に見積もりを依頼し、料金を確認しておくことが重要です。見積もりを取る際には、複数の業者に依頼して、料金を比較検討することをおすすめします。また、見積もり料金だけでなく、作業内容や保証についても確認しておきましょう。

信頼できる業者の選び方

金庫の開錠は、専門的な知識や技術が必要な作業です。そのため、信頼できる業者を選ぶことが非常に重要です。信頼できる業者を選ぶためには、いくつかのポイントがあります。まず、実績が豊富であること。長年の経験と実績がある業者は、様々な金庫の開錠に対応できる技術力を持っています。ホームページや口コミサイトで、業者の実績や評判を確認してみましょう。

次に、資格や許可を持っていること。金庫の開錠には、特別な資格や許可は必要ありませんが、防犯設備士などの資格を持っている業者は、より専門的な知識を持っていると言えます。また、古物商許可を持っている業者は、盗難品の売買に関与していないことを証明できます。

最後に、見積もりや説明が丁寧であること。作業前に、金庫の状態を詳しく確認し、適切な開錠方法を提案してくれる業者は、信頼できると言えます。また、料金や作業内容について、丁寧に説明してくれる業者を選びましょう。

業者に依頼する前に確認すること

業者に金庫の開錠を依頼する前に、いくつか確認しておくべきことがあります。まず、金庫の種類と型番を確認しましょう。これらの情報は、業者に正確な見積もりを依頼するために必要です。金庫の種類は、ダイヤル式、テンキー式、シリンダー錠式などがあります。型番は、金庫の本体に記載されていることが多いです。

次に、金庫の購入時期を確認しましょう。購入時期がわかれば、金庫の製造年が推測でき、業者も適切な開錠方法を判断しやすくなります。

最後に、金庫の中に入っている物の価値を確認しましょう。万が一、開錠作業中に金庫の中身が破損した場合、業者に損害賠償を請求できる場合があります。そのため、事前に金庫の中身の価値を把握しておくことが大切です。これらの情報を整理しておくと、業者とのやり取りがスムーズに進み、適切な開錠作業を受けることができます。

再発防止策:金庫の管理方法

暗証番号・鍵の管理

金庫の暗証番号や鍵は、非常に重要なものです。紛失や盗難を防ぐために、適切な管理を心がけましょう。暗証番号は、定期的に変更することが推奨されます。特に、誕生日や電話番号など、推測されやすい番号は避けるようにしましょう。また、暗証番号を記録したメモは、金庫の近くに置かないようにしましょう。安全な場所に保管するか、暗号化するなどして、第三者に知られないように注意が必要です。

鍵は、紛失しないように、常に同じ場所に保管しておくことが大切です。鍵を複数本作成し、家族や信頼できる人に預けておくのも有効な手段です。ただし、鍵を預ける際には、預ける相手を慎重に選ぶようにしましょう。また、鍵を紛失した場合は、速やかに鍵屋に連絡して、鍵を作成してもらうか、金庫の鍵穴を交換してもらいましょう。

定期的なメンテナンス

金庫を長持ちさせるためには、定期的なメンテナンスが欠かせません。年に一度は、金庫の内部を清掃し、ホコリや汚れを取り除きましょう。また、可動部には、潤滑油を差すなどして、動きをスムーズに保つようにしましょう。特に、鍵穴やダイヤルの回転部分などは、定期的にメンテナンスを行うことで、故障を防ぐことができます。

金庫の表面も、定期的に清掃しましょう。柔らかい布で乾拭きするか、中性洗剤を薄めた水で拭き、その後、乾いた布で拭き取ります。研磨剤入りの洗剤や、シンナーなどの溶剤は、金庫の表面を傷つける可能性があるので、使用しないようにしましょう。

また、金庫の設置場所も重要です。湿気の多い場所や、直射日光が当たる場所は避けましょう。湿気は、金庫の内部を錆びさせる原因となり、直射日光は、金庫の表面を劣化させる原因となります。

もしものために:緊急連絡先の準備

金庫が開かなくなった場合に備えて、信頼できる鍵屋や金庫専門業者の連絡先を控えておきましょう。インターネットで検索したり、地域の防犯協会に問い合わせるなどして、信頼できる業者を見つけておきましょう。また、ALSOK(アルソック)やセコムなどのセキュリティサービスも検討してみましょう。これらのサービスは、金庫の開錠だけでなく、盗難や火災などの緊急事態にも対応してくれます。

緊急連絡先は、金庫の近くに保管するだけでなく、スマートフォンやパソコンにも登録しておきましょう。また、家族や信頼できる友人にも、緊急連絡先を伝えておくことをおすすめします。

万が一、金庫が開かなくなった場合は、焦らずに、まずは緊急連絡先に連絡し、指示を仰ぎましょう。無理に開けようとすると、金庫を破損させてしまったり、怪我をする危険性があります。

まとめ:PLUS(プラス)金庫のトラブルは慌てず対処

PLUS(プラス)金庫が開かなくなる原因は様々ですが、この記事で紹介した対処法を試すことで、多くの場合、問題を解決できます。ダイヤル番号や暗証番号の確認、電池交換、正しい開け方の実践など、まずは自分でできることから試してみましょう。それでも解決しない場合は、専門業者に依頼することを検討しましょう。

金庫のトラブルを未然に防ぐためには、日頃から適切な管理を心がけることが大切です。暗証番号や鍵の管理、定期的なメンテナンス、緊急連絡先の準備など、できることから始めて、安心して金庫を利用できるようにしましょう。

金庫は、大切なものを守るためのものです。万が一のトラブルが発生しても、慌てずに、この記事で紹介した情報を参考に、冷静に対処してください。そして、日頃から適切な管理を心がけ、安心して金庫を利用できるようにしましょう。

この記事が、PLUS(プラス)金庫のトラブル解決の一助となれば幸いです。安全な金庫ライフをお送りください。